読み切り漫画

【ヤドカリの国】あらすじと感想です!

どうも!コハク屋です!

今回の記事は少年ジャンプ+に掲載された川口勇貴先生の読み切り漫画「ヤドカリの国」のあらすじと感想文です!

この記事には「ヤドカリの国」のネタバレを含みます。
未読の場合はご注意ください。

ヤドカリに支配された世界

ヤドカリが巨大化し跋扈する日本。

建築物の殆どがヤドカリの宿として奪われ、居住地を奪われた人間がヤドカリの宿を間借りする事態まで発生している世界が作品の舞台です。

作者の斬新な着眼点に脱帽

進撃の巨人ならぬ進撃のヤドカリな世界観、この発想は無かった!

人類が脅威に追いやられる漫画は数あれど、その脅威がヤドカリって漫画は初めてで、発想がとても斬新だと思いました!

どうしてヤドカリをテーマにするに至ったのか?川口先生に伺ってみたいですね。

ヤドカリ退治のスペシャリスト、解体屋

巨大化したヤドカリに手をこまねく人間ばかりでなく、対抗する人間達もいます。

それがヤドカリ抵抗するため建設業者の新形態、ヤドカリを宿ごと討伐する解体屋です。

しかし粗暴な雰囲気と仕事内容から、解体屋の事を詳しく知らない人達はあまり良い印象を持っていないようです。

脳裏を過ぎったある漫画

この設定を見た時ふと思い出したのが、かつてウルトラジャンプで連載されていた武井宏之先生の「ユンボル -JUMBOR-」という作品。

ワシントンに現れた謎の男・ゲンバーの世界工事着工宣言により、世界中が瞬く間に「工事」されてしまった「大解体」。それに巻き込まれ瀕死の重傷を負った工事戦士・バルは、10年の時を経て重機人間「ユンボル」として蘇り、ゲンバー率いる帝国に立ち向かうことになる。

ウィキペディアより抜粋

キャラクターや地名など殆どの名称は土木関連が元ネタで、更にバトルさえ工事と証する徹底振り。

メカデザインや、作品の雰囲気が好きだったのですが残念ながら8巻で打ち切り。

もっと読みたかったなあ。。

解体屋と金持ち

金持ちの娘である蝶々の別荘がヤドカリに宿にされるが、そのヤドカリは依頼を受けた解体屋の上神田組によって無事討伐される。

しかし蝶々は粗暴な解体屋をよく思っておらず、解体屋のブチも鼻についた金持ちを心良く思っていなかった。

その晩、別荘に引き続き蝶々の邸宅がヤドカリに強奪。

蝶々はブチに対して、解体屋に対する偏見込みの不満をぶつけ、それに対してブチも反感をぶつけた。

立場は違えど想いは同じ

「俺たちの仕事を見せたい。」と棟梁は蝶々を現場に同行させる。

移動中の車内、和解したブチは思い出の場所を壊される覚悟を蝶々に問いますが、その問いかけに蝶々は「何かを壊す覚悟なくて未来が作れるものですか!」と力強く答えます。

スクラップアンドビルド、解体屋も金持ちも未来を思う気持ちは同じなんですね。

VS巨大ヤドカリ

そして蝶々の家を奪ったヤドカリと解体屋の総力戦が始まります。

途中ヤドカリの幼体に苦戦したり、取り残されていた執事を救出したりと一筋縄にいきませんでしたが、最後はブチのよって発破!ヤドカリを討伐します。

建設業者らしく重機で応戦

山場のバトルシーン、ヤドカリに立ち向かうのはなんと重機!

まあ、重機の役割はヤドカリの宿の破壊がメインなので、利に適っているのかもしれません。

地獄のシルバニヤファミリー

宿の壁を引っぺがした時、中に蠢いていた幼体の群れを見て、蝶々が地獄のシルバニヤファミリーとたとえるのですが、例えが面白くて思わず笑ったシーンです。

ただ集合恐怖症の人にとってはあまりオススメできないシーンですね。。

破壊と復興

ヤドカリを倒した後、ブチはヤドカリを減らす事を、蝶々は家を建てる事を互いに近い、同じ未来を目指して別れます。

斬新な設定とは裏腹に王道の少年漫画

最初はヤドカリとガテン系を掛け合わせた設定に目がいきますが、内容は地に足ついた道の少年漫画、スカッと爽やかな展開とラストでした!

「ヤドカリの国」全体を通してすごく面白い作品でした!

川口先生の次の作品が早く読みたいです!